ALPS Route

   最適な配送・配車計画システム アルプス・ルート

最適な配送計画を自動で作成
~配送計画システム ALPS Route~

配送計画の作成時間を数時間→15分に短縮
効率的な中継輸送により荷積み・荷下ろし時間、走行時間を9%削減
バースの空き状況の考慮により荷待ち・荷役作業の2時間ルールを遵守

こんなお悩みを抱えていませんか?

  • 配送計画のノウハウが担当者に属人化、事業継続リスクがある
  • 直前までオーダーを受け付けており、配車の見直しが大変
  • 日々ばらつく荷量に対してトラック台数を平準化したい
  • 納入と引き取りをうまく組み合わせて効率的に運びたい
  • 製品形状や重軽の組み合わせ、荷姿を考慮して効率的に運びたい
  • 中継輸送を取り入れたいが、考慮すべき項目が多すぎて配車計画の作成が難しい
  • 構内で荷待ち・荷役作業の2時間ルールを守れるバースの回り方を考えたい

そのお悩み、ALPS Routeが解決します! 

ALPS Route(アルプスルート)は、複雑な配送制約や貨物の特性など、様々な要素を考慮した配送計画を作成するソフトウェアです。貨物や配送先、トラックなど配送に関する様々な条件を考慮し、車両編成から配送順序まで、素早く自動算出します。

ALPS Routeを導入すると

  • 最適な配送計画の自動作成により、属人化と事業継続リスクを解消
  • 直前のオーダー変更も、ボタン1つで計画の見直しが可能
  • 複数日をまたいだ配送計画を作成し、トラック台数の平準化を実現
  • 人の頭では考えきれない納入/引き取りの組み合わせを考え、効率的に運ぶ
  • 製品の組み合わせパターン、重量勝ち/容積勝ちの組み合わせ積み付けの荷姿も考えて配送計画を作成
  • 複雑な中継輸送も効率の良い配送計画を自動で作成
  • バースの空き状況も考慮し、2時間ルールを守れる配送計画を作成

なぜ配送計画システムが必要なのか?

配送計画システムを活用して計画作成を自動化することで、属人化を解消できます。誰でも最適な配送計画を立てられるようになり、輸送効率化、運びやすい仕組みを実現することができます。

トラックドライバー不足により、物流事業者、荷主企業の両方に大きな課題が生じています。
物流事業者にとっては、限られたドライバー人数で効率よく仕事をまわして、売上を高めていく必要があります。
荷主企業にとっては、輸送費高騰にとどまらず、トラック確保の懸念、運んでもらえないリスクが高まっています。そのため荷主が主導して運びやすい仕組みをつくり、トラック確保と輸送費低減に努めていくことが喫緊の課題です。「モノが運べない」可能性がある状況下では、物流も差別化の1つの要素になります。
国もトラックドライバー不足による物流危機に強い問題意識を持ち、重点的に改善に取り組んでいます。

しかし、限られたトラックドライバーで効率よく運ぶ肝となる「配送計画」の作成にはノウハウが必要で、配車マンと呼ばれる熟練者に属人化しているケースが多いです。その結果、配車マンの業務負荷が高くなり、何よりも属人化による事業継続リスクとなります。

配送計画システムを活用して計画作成を自動化することで、属人化を解消し、事業継続リスクを低減することできます。誰でも最適な配送計画をスピーディに立てられるようになり、人に依存しない輸送効率化の仕組みを実現します。

ALPS Routeの特徴

従来のシステムでは対応が難しかった複雑な配送条件にも対応できます。

宵積みをするかどうか、納期に幅がある場合など、複数日をまたいだ効率的な配送計画

一運行の中で積んで下ろしてを組み合わせて運ぶ効率的な配送計画

中継輸送の対象製品の選び方、中継拠点の選び方なども考慮して全体効率を考えた配送計画

構内のバースの回り方も事前に計画をし、荷待ち時間を削減する配送計画

ALPS Routeの最適化計算では、業務での実用性を重視して、現実的な時間的制約の範囲で、より質の良い高効率なプランを必ず算出するメタ・ヒューリスティック手法を採用しています。どの配送先をどのトラックに割りつけるのか? どのような順番で回るのか? 納期限や配送車両の制限など、膨大な条件の組み合わせの中から効率よく解を探索することで、短時間で、満足度の高い配送プランを得ることができます。

運ぶ貨物や配送車両が違えば、制約条件や必要な機能も異なります。ALPS Routeは、配送業務の現場に即した使い勝手の良い配送計画システムを目指し、貴社独自の制約をパラメータとした細かい設定や、業務ルールや処理のプロセスに合わせたGUIの構築など、柔軟なカスタマイズが可能です。

ALPS Routeが選ばれる理由

高機能、高精度な計算エンジンにより、複雑な配送条件でもスピーディに配車プランを作成できます。

現場で使えるシステムを構築するため、貴社独自の制約への対応や、業務オペレーションに合ったシステム構成でのご提供を致します。

積み付けシステムやシフトスケジューリングシステムとの連携により、さらに高度な配送計画の自動化を実現できます。

配送計画に限らず、積み付け計画、ドライバーのシフトスケジューリング、バースの空き状況考慮、在庫最適化などの物流関連ソリューションの実績がございます。配送計画×〇〇といった組み合わせのご提案も可能です。

様々な業界・貨物に対するソリューション提供の実績があります。汎用のパッケージソフトでは対応が難しい、複雑な課題の解決にも取り組んでいます。

「オペレーションズ・リサーチ」というシミュレーションや最適化技術に特化した技術部門を1974年に立ち上げ、物流業界を含めた様々な業種業界の課題解決をご支援してまいりました。日本オペレーションズ・リサーチ学会をはじめ、様々な学会に所属し、業務の実績を発表しています。

私たちの一番の目的は、貴社の課題解決です。システム提供にとどまらず、熟練者のノウハウの形式知化のご支援や、改善施策の効果検証のコンサルティングも行っております。

ALPS Route導入のメリット

配送計画システムによる自動作成で、誰でも同じ品質の配送計画をスピーディに作成可能です。配車担当者の業務負荷を低減し、事業継続リスクも解消します。

貨物特性の組み合わせや重量勝ち/容積勝ちの組み合わせなど、人の頭では考えきれないパターンを自動で検討し、最適な計画を算出します。

バースの空き状況の考慮まで行うことで、構内でのバースの回り方まで事前に計画し、荷待ち時間を削減。国がガイドラインで示している荷待ち・荷役作業の2時間ルールを守る計画を作成します。

ALPS Route導入実績

<課題>
完成車(自動車の完成品)の輸送においては、キャリアカーに積載できる完成車の組み合わせが決まっています。組み合わせを考慮しながら、販売店の営業時間、ドライバーの労働時間など、配送計画の作成には多くの条件を考慮する必要があり、ノウハウが特定の担当者に属人化していました。
日々長時間かけて計画を作成するので担当者の業務負担が高く、時間がないので配送効率の良さまで考えるのは困難な状況でした。また、ノウハウの継承も課題でした。

<解決>
完成車の組み合わせパターンも考慮した、配送計画策定支援システムを構築しました。システムで自動作成した配送計画を、実務上変更したい部分のみ必要に応じて手直しする仕組みとなっています。
システム構築時には、配車担当者のヒアリングを通してパターン化の作成もご支援しました。

<効果>
配送計画作成のシステム化により、

・計画の手直しを加味しても、配送計画策定の時間を20~30%削減
・配送ルートの効率化により、キャリアカーの台数を抑えられ、庸車の手配を約30%削減
・配車計画策定の負担が軽減され、新任の方でも業務を担当できるようになった

という大きな成果を挙げられました。
またシステム作成の過程でノウハウが明文化されたことで、さらなる効率化に向けた社内の議論が活性化しました。

<課題>
この会社様では地方で生産している野菜や果物などの青果品を全国の市場に配送しています。2024年問題によりトラックドライバーの1日の拘束時間制限が厳しくなり、今までの運び方では遠方の市場に1日で運べなくなってしまいました。従って中継輸送を取り入れて、輸送リードタイムは延長せずに、ドライバーの拘束時間を守りながらトラック台数の増加を極力抑え、うまく中継して運びたいと考えていらっしゃいました。しかし天候により各産地で日々の荷量が大幅にばらつく中、中継輸送をしようとすると中継拠点の選定や中継対象の製品選定など、どのように判断すれば良いか悩んでいらっしゃいました。

<解決>
まずは複数の中継輸送のシナリオで、配送計画シミュレーションを行い、効果を検証しました。
そして日々の配車計画を自動で作成できる配送計画システムを構築しました。

<効果>
中継輸送の効果検証により、荷積み・荷下ろし時間と走行時間を削減する運用ルールを事前に把握することができました。ある1日では、幹線トラック1台当たりの拘束時間が約1時間(9%)削減できた例もあります。

<課題>
納入先である卸や小売店から、毎日翌日分のオーダーを物流センターで受けています。毎日翌日分の出荷しかわからないので出荷量がばらつき、スポット庸車に頼らざるを得ず、物流費も高く、トラック確保の懸念もありました。従って、出荷量を先読みして工場→物流センターへの社内物流は一部前倒しで運んでトラック台数を平準化したいと考えていました。しかし予測は長期になるほど精度が落ちるため、極力短い期間の予測で改善を見込めないか検討していました。

<解決>
配送計画のシミュレーションを行い、トラック台数平準化の効果を見込める予測日数を検証しました。

<効果>
このケースでは3日先までの予測で、トラック台数が平準化できることが分かりました。この結果にもとづき、社内の関係部署と合意形成を図り業務オペレーションの変更に踏み切られました。結果として日々のトラック台数が安定し、スポット庸車が減り、安定的なトラック確保と物流費削減を実現されました。

ALPS Route お客様の声

構造計画研究所は基本ソリューションに加え、カスタマイズ能力も高いのが魅力です。他社は、「ソフトは提供しますから、そちらで合わせてください」というところが多かったため、ソフトの優秀さもさることながら、当社に合ったカスタマイズをしていただけるという提案は魅力的でした。

今まで構造計画研究所では実績がなかった青果品物流についても、理解力が高く、我々がやろうとしていることに合った提案をしてくれました。

構造計画研究所のエンジニアはいつも真摯に対応されていて、人として信頼できます。加えて、『技術もあって、コンサルティングも任せられる』点は他のベンダーには無い魅力です。

私たちについて

私たち構造計画研究所は、大学・研究機関と実業界の橋渡し役としてあらゆる問題の解決に挑む技術コンサルティングファームです。1956年に構造設計事務所として創業して以来、長年にわたって建設・防災、情報・通信、物流・製造分野や意思決定支援など多様な領域に事業を拡げてきました。物流業界に対しては、オペレーションズ・リサーチ技術を軸とした最適化やシミュレーションなど様々な工学知を活用することで、本質的な課題の解決に日々取り組んでいます。

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